自分を知る

自分を知るための4つのタイプ

「あかがいい」

うちの息子は、赤が大好き。

着るものも、おもちゃも、お絵かきのクレヨンも、すべて赤。

男の子だから青かなと思って、こちらが用意しておいたものは、ことごとく不評です。

 

今朝も、お気に入りの赤いシャツに、赤いズボンで、本人はご機嫌で登園しました。

それを横で見ていた、他のお母さま。

「おおー、全身赤だね・・・」

 

Contents

【自分を知る】シュタイナー教育の4つの気質

赤が大好きな息子。

彼はどんな個性をもっているのでしょう?

 

シュタイナー教育では、人がもともともっている個性を、4つのタイプに分類します。(タイプのことを、気質とよびます。)

誰もが、この4つの気質をあわせもっています。

気質のうちのどれが強く出ているかを知ることで、自分のことを知る手がかりになります。

自分の基本的な気質はどれなのか、探してみてはいかがでしょうか?

 

4つの気質

ヨーロッパの伝統的な病理説である体液病理説の四体液説[29]・四気質説を取り入れ、自我、アストラル体、エーテル体、肉体のどの領域の活動が優勢かによって、子供の気質を、四体液説による胆汁質、多血質、粘液質、憂鬱質(黒胆汁質)の4つに大別してアプローチする。

出典:ウィキペディア シュタイナー教育

 

ここでは、わかりやすくシンプルにしているので、本来の学問的な意味とずれている場合があります。

 

【自分を知る】胆汁質

赤が大好きな息子は、典型的な胆汁質です。

燃えさかる火のような人です。

意志が強く、正義感があって、リーダー格。

けれども、エネルギッシュな分、怒りやすく、攻撃的なところもあります。

決断力があるので、経営者などに向いています。

 

【自分を知る】多血質

風のように、常に動いていないと気のすまない人です。

色は明るい黄色です。

社交的で、コミュニケーション能力に長けています。

次々に興味関心が湧きますが、移り気で、集中力はあまり長続きしません。

人と人をつなぐ仕事に向いています。

 

【自分を知る】粘液質

食べることと寝ることが大好き。

流れに任せる水のような人で、のんびりしています。

変化を嫌い、周りに対しては無関心ですが、動じないので、はじめたことはずっとやり続けることができます。

色は緑です。

待つことができるので、教育者などに向いています。

 

【自分を知る】憂鬱質

内面にこもって思索に耽る人です。

悲観的に考えがちで、敏感で傷つきやすいところがあります。

一方、一度決めたら最後までやり抜く、頑固な岩のような人です。

色は、沈みこむような青です。

繊細な感性をもつので、哲学や芸術系に向いています。

 

【自分を知る】気質から自分を知る

【自分を知る】自己実現にいかす

なぜ気質を知るとよいのでしょう?

気質は、調和させることができるからだそうです。

 

気質によって、得意なことと不得意なことがあります。

まずは、これを知ることによって、自分がなぜいつもこうなのか、その原因を知る手がかりになります。

そして、足りない気質は補って、コントロールしてゆくことができます。

 

【自分を知る】人間関係にいかす

また、子育てや人間関係にいかすこともできます。

 

なぜこの子はいつものんびりしているんだろう・・・

なぜこの人は言うことがコロコロ変わるんだろう・・・

 

それは、気質のせいかもしれません。

本人にはどうしようもないとわかっていれば、それに寄り添って、認めてあげられます。

自分の子どもや周りの人の気質を知ることで、接し方を考えることもできます。

 

【自分を知る】まとめ

今日は、シュタイナー教育の4つの気質の考え方を見てみました。

  • 個性をタイプ分けすることで、自分や他人の傾向を意識することができるようになります。
  • 自分や相手を知ることで、偏った性格に寄り添い、調和させてゆくことができます。

自分の傾向がわかったら、自分に向いている仕事も探しやすくなりますね。

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うめとも

田舎で農家のパートをしながら、やんちゃな一人息子の子育てに励むシングルマザー。息子の成長とともに、自分のキャリアを再び考え始める。ドイツ哲学が好き。

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