日々雑感

『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 次元』(ニュートンプレス)

『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 次元』という本を読ませていただきました。

 

プラトンにアインシュタイン、一度は耳にしたことがある大先生の理論を、わかりやすく解説してくださっています。

 

次元って、何でしょうか?

思いつくまま、エッセイにしてみました。

 

『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 次元』(ニュートンプレス) エッセイ

次元と私

この3次元に、自分が見つからなくて困っている。

なんて、人に言ったら、それこそ困るだろうから、絶対に言わないけれど。
けれども、やはり、そう思ってしまう。

たとえば、この身体。
どう見ても、これは私ではない!(笑)
だって、ちっとも思い通りに動かないのだもの。

うら若き独身OL時代、よく山登りへ行っていた。
運動は苦手なのに、山登りは好きだった。
といって、山登りなんてしたがる女子など周りに見当たらず、一人で登りに行った。

大山へ登りに行ったときのこと。
朝、まだ暗いうちに、始発の小田急線に乗って、伊勢原駅へと向かう。
車内には、朝帰りのサラリーマンのおじさま方。
新鮮な朝の空気に、お酒の匂いが混じり合う。
電車を降りると、数人の登山客とともに、大山へ行く始発のバスに乗った。

初めての大山。
まだ閉まっている土産物屋街を通りすぎると、石段が続く。
登山道は、砂利や石だらけだ。
他の登山者たちは、さっさと登ってゆく。
「お姉さん、大山は初めて?」

まだ登りの中腹でハァハァしていると、同じ始発のバスに乗ってきた登山者たちが、もう下ってくる。

そして、やっと一人、頂上へ。

下山しているうちに、ケーブルカーの運行が始まっていた。
ケーブルカーに乗って、続々と登山者たちがやってきていて、にぎやかだ。
そこに、カップルがいた。
下りてきた私を見て、女性の方がこう言った。
「あの人、もう下りてきたんだ。」
すると、男性の方がこう答えた。
「途中で引き返してきたんだよ。」

ただ、歩くだけなのに、こんなに遅いなんて。
でも、私は、好き好んでこんな遅く歩いているのではない。
こうとしか、歩けないのだ。
そこに、私の意志はない。
この身体は、私ではない!?

確かに、これは私の足で、私の手で、きっとこの頭の中には脳ミソがあるだろう。
でも、それは、あくまでも、足で手で脳であって、それ自体は私自身ではない。
では、私は、どこで見つかるのだろうか?

もしかして、高次元?

 

自分だけの、ユニークな感性。

変だと思われてしまうかな?と、普段は言えないことも、

文章にすることで、昇華させてしまうことができるのです。

 

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うめとも

田舎で農家のパートをしながら、やんちゃな一人息子の子育てに励むシングルマザー。息子の成長とともに、自分のキャリアを再び考え始める。ドイツ哲学が好き。

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