自分がわからない

毒親の影響で自分がわからなくなったとき

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【自分がわからない】毒親に進路を阻まれたわたしの経験

もちろん、自分の進路は、わたし自身の責任です。

けれども、当時のわたしは自分に何が起こったかわかりませんでした。

今回は、自己形成において、親の影響という点から考えてみたいと思って書いてみました。

 

【自分がわからない】大学院を中退させられた

わたしが大学院にいたときのことです。

当時、論文のテーマが決まらず、スランプに陥っていました。

 

そんなとき、母に大学院へ通い続けることを猛反対されました。

 

母から見れば、わたしが勉強している姿は、遊んでいるようにしか見えませんでした。

親戚からも、まだ就職もしていないのかと、圧力もあったと思います。

 

母の猛反対に対して、経済的に自立していないわたしには、それに反抗できるだけのものはありませんでした。

そして、結局、中退することになってしまいました。

 

【自分がわからない】旅館の仲居になるところだった

突然の中退で、わたしは就職活動を一切していませんでした。

母は、就職先まで決めてきました。

 

旅館の仲居のお仕事です。

 

ところが、わたしの履歴書をご覧になった旅館の方から「もっと他の仕事を探した方がよい」と言われました。

そこで、母も考え直しました。

 

仲居になるのが嫌だったとか、そういったことをいうつもりはありません!

実際、わたしも就職させていただけたら、やるつもりでした。

けれども、その職業は、わたしが今まで勉強してきたこととはあまりにもかけ離れていました。

 

結局、わたしが自分でハローワークで見つけてきた、事務職の仕事に落ち着きました。

 

 

【自分がわからない】毒親による悪影響

わたしの場合は、毒親度はそこまで高くなかったかもしれません。

自分のキャリアを潰してしまった責任は、やはりわたしにあります。

 

どうして、当時のわたしは、選択の主導権を母に握らせてしまったのでしょう?

今振り返ってみて、思ったことがあります。

 

【自分がわからない】努力ができない

自己肯定感が低いと、努力が継続できないことに、自分でも驚きました。

 

母だけではありません。

親戚からも何か言われただけで、自分はいけないことをやっているのだと思いました。

自分がしたいと思うことを続けることもできない。

とても弱い人間でした。

 

自分で決断ができず、すべて他人の言ったことを元に選択していました。

周りに誰も肯定してくれる人がいないと、それをやめてしまいました。

 

【自分がわからない】限りなくマイナス思考

楽しむ、という感覚はありませんでした。

いつも先のこと先のことを考えて、行動するように言われていました。

常に未来を心配していました。

 

子どものときから、褒められるのが苦手でした。

褒められた後、今度は何て言って落とされるのだろう、と警戒していました。

母がいつもそうだったからです。

必ず最後に、皮肉を言う人でした。

 

だから、何かしら悪いところを見つけるようになっていました。

幸福そうにしてはならないと、本気で思っていました。

不幸であれば、そこから落とされることはありませんでしたから。

無意識に、不幸を演じる癖がついていたのです。

 

 

【自分がわからない】毒親育ちを克服する方法

自分の弱さの原因がわかったら、それを克服する方法を考えることができるようになりました。

 

【自分がわからない】毒親家庭の常識は世間の非常識

今にして思えば、大学院にいたとき、実家から出て、一人暮らしをすればよかったのだと思います。

お金だって、他の奨学金を探したり、アルバイトを掛けもちしたりと、方法はあったと思います。

 

けれども、当時はそんなこと思いつきもしなかったのです。

不思議なくらいです。

追い詰められていて、どこにも抜け道を見い出せませんでした。

 

とても視野が狭くなっていたのでした。

そのとき、一歩外に出られていたら、他にいくらでも解決方法があったと思います。

 

【自分がわからない】毒親に忙しくなってもらう

その後、結果的に、母の影響から解放されてきています。

母が自分の仕事で忙しくなって、新しい交友関係も広がり、わたしのことに構っていられなくなったからです。

 

毒親自身に、人生を楽しんでいてもらう。

それが手っ取り早いです。

親が好きそうな仕事でも趣味でも見つけてきて、それに熱中してもらうように促せばよかったのです。

 

毒親は、子どもをコントロールしようとしてきます。

それは、エネルギーの方向が、子どもに向かってしまっているからです。

エネルギーの方向を、もっと創造的な方向へ向けることができたら、お互いに幸福になれたと思います。

 

 

【自分がわからない】まとめ

  • 親の支配が強いと、自己肯定感が低く、努力できない人間になってしまいます。
  • そして、親の干渉を避けるため、自分で決断することを避け、弱い自分を演じるようになります。
  • そういうときには、今いる狭い世界ではなく、その外にある、もっと広い世界に目を向けると、助けになります。
  • そして、今いるところを批判するのではなく、もっているエネルギーを、より建設的なものへ向けることで、自分らしくいられるようになります。
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うめとも

田舎で農家のパートをしながら、やんちゃな一人息子の子育てに励むシングルマザー。息子の成長とともに、自分のキャリアを再び考え始める。ドイツ哲学が好き。

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