出会いから、自分を知る

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【自分を知る】行き当たりばったりすぎる夫

当時の夫が運転する車で、遠出したときのこと。

途中でガソリンが無くなってしまいました。

けれど、ちょうど通っていたのは、田舎道。

夜9時とはいえ、どこのお店も閉まっていて、真っ暗です。

なかなかやっているガソリンスタンドが見つからず、わたしはヒヤヒヤしていました。

やっと、1件見つかりました。

煌々と光っているガソリンスタンドの灯りが、どんなに眩しかったことか。

車は、ガソリンのメーターがEになっても、意外と走れるものなんですね。

ほっとしたのも束の間、夫が言いました。

「あれ？なんか道に迷ったみたい。」

「・・・・・・。」

ナビはちゃんとつけていました。

心配性で用意周到な父は、車ではじめての場所に遠出するとき、必ず事前に道路地図を広げて確認していました。

そして、前日には、必ずガソリンを満タンにしておきました。

子どものころからそれが当たり前だったので、夫とのドライブは驚きの連続でした。

自分とまったく違う人と出会うと、自分を知るのに役立ちますね。

わたしは当たり前だと思ってやっていたことが、夫にとっては神経質だな・・・、となるわけです。

そこではじめて、わたしって、考えすぎなんだ、と気づきます。

まったく！

と、怒りたくなりますが、後で落ち着いたときにでも、

へー！

と思えれば、自分の糧にできてしまいます。

なぜ今、この人がわたしの目の前にいるんだろう？

この人との関係は、わたしにとってどんな意味があるのだろう？

そう思いながら、人と接してゆけたら、理想ですね。

そして、目の前の他人の言動そのものではなく、その言動から受けた自分の印象の方に注目できたら、学びになるかもしれません。

すごい！と思ったことは、なりたい自分。

ええ？！と思ったことは、まったく知らなかった自分。

それを意識しただけで、自分のイメージになります。

出会いによって、新しい自分に変わってゆきます。

袖振り合うも多少の縁。

どんな些細なご縁からも、自分を知るチャンスに変えられたら、お得ですね。

セミナーなどに行かなくても、自分を知るライブの学びができてしまいます。

目の前の困ったさんが、無料の講師だと思えれば、人間関係も楽しくなりますね。

・・・なかなか難しいですが。

人間関係のトラブルも、考え方次第で乗り越えてゆける・・・ようになりたいですね。