畑でにんじんを収穫していたときのこと。
ときどき、ぐるぐると螺旋状に変形したにんじんに出会うことに気がつきました。
どうやら、にんじんは、地中に向かってスパイラルを描きながら成長するようです。
スパイラルで思い出したのが、穀物菜食のお料理で知られるマクロビオティックの、スパイラル図です。
今日は、桜沢如一の『宇宙の秩序』から、自分について考えてみたいと思います。
マクロビオティック (macrobiotics) は、従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。長寿法を意味する[1]。玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事である。身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ。運動創始者の桜沢如一は、石塚左玄の玄米を主食とした食事法のための食養会に所属し会長も務めた後、思想を発展させ、また民間運動として世界に普及させた。他の呼称に玄米菜食、穀物菜食、自然食、食養、正食[注釈 1]、マクロビ[注釈 2]、マクロ、マクロバイオティックがある。
出典:ウィキペディア マクロビオティック
Contents
【自分を知る】スパイラル図
生命には三つの段階がある。
第一は、無限、絶大のひろがり
第二は、そのひろがりが遠心性のためにある一定の時と処で自ら二つに遠心分化する。
その分化分枝が交錯、衝突することによってスパイラルが生れる。・・・
第三は、この物の世界の一定の時処において、有機物の世界として始まる。
桜沢如一『宇宙の秩序』(日本CI協会、2017年)
生命には、3つの段階があると考えてられているようですね。
まず、無限の世界がある。
そこは、わたしたちの精神的な世界といえるでしょうか。
つぎに、そういった無限の一部として、有限の世界が生じるといいます。
わたしたちが見たり聞いたりしている、無機的な物質の世界です。
そして、そこから有機的な生物が生まれます。
草木があり、それを食べる動物、そして、人間がいる、という世界観です。
【自分を知る】宇宙の秩序
こうした世界観のなかで、ある秩序が働いているといいます。
それが、マクロビオティックで有名な、陰陽の考え方です。
陰とは、外へ拡がるエネルギー。
陽とは、内へと縮まるエネルギー。
陽のもつ求心力と、陰のもつ遠心力とが、相互に働いて、スパイラル状に宇宙が展開してゆくとみるようですね。
これは、大宇宙の秩序であるとともに、その部分である、一つ一つのもののなかにも、同じような原理が働いているのだそうです。
今日収穫した、ぐるぐるのにんじんのなかにも働いていますし、また、わたしのなかでも働いているということのようです。
【自分を知る】まとめ
今日は、マクロビオティックの宇宙観から、自分について考えてみました。
- 生命とは、無限から生じたもの。
- 有限の世界は、陰と陽との二極のエネルギーによって、スパイラル状に展開してゆく。
- 自分とは、無限とスパイラル状に繋がった存在である。
自分とは、無限の存在であると考えるところがミソのようですね。
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