最近、写真を習いはじめました。
虹を見ている息子の写真を、先生に見ていただいたときのこと。
「息子さんの足が切れてしまっているねえ・・・」
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【自分を知る】画面に個性があらわれる
虹を見ている息子の写真を撮っていたとき、わたしは虹を真ん中に映すことしか考えていませんでした。
それと違って、プロの写真家の方は細部をよく観ていらっしゃいます。
自分の周りに360度広がっている景色。
そのうちのどこをカメラの画面に切り取るか。
そこに、その人の個性があらわれるのだそうです。
いいな、と思うこと。
自分にとっては、ごく自然に思う感情なので、この感性が当たり前になってしまっています。
けれども、わたしが普段当たり前に見たり聞いたりして感じていること、それこそが、自分なんだと気がつきました。
写真は、そんな自分の感性を鏡のように映し出してくれる。
自分を見える化してくれるツールでもあるのですね。
【自分を知る】感性は磨くことができる
それと同時に、写真というツールを通して、自分を変えることができるのだと気がつきました。
フィリップ・ヤノウィンという方が、ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー(VTS)というものを唱えていらっしゃるそうです。
それは、美術鑑賞をする際に、
「何が起こっているだろう?」
「どこからそう思う?」
「もっと発見はある?」
という3つの問いかけをすることで、考えることをうながしながら、作品の見方を深めていくやり方だそうです。
その方法を、写真を撮るときにも応用するのだそうです。
見て、感じて、考えて、シャッターを押す。
そのときに、
「何が目に入ったのだろう?」
「どう思った?」
「その理由は?」
この3つを、言葉に置き換えてみる。
そうやって「観る」訓練をすることによって、感性を磨いてゆくことができるのだそうです。
【自分を知る】まとめ
今日は写真教室の1コマから、自分を知ることについて考えてみました。
- わたしが何を美しいと思うか、そこにその人の感性が無意識にあらわれています。
- その気持ちを言葉に表してあえて意識化することで、自分の感性をさらに磨いてゆけるのですね。
写真を通して、自分を見る。
それを逆手に取って、写真の撮り方を変えることによって、自分を変える。
これって、写真だけではなくて、いろいろなものに応用できそうですね。
自分があらわれるもの。
楽器の演奏や、絵を描くことや、それこそ、一杯のお茶を淹れることにだって、その人の個性があらわれます。
そのやり方を練習することで、自分を変えてゆけるのですね。
本当の自分の開発方法のヒントになりそうです。