Contents
息子の絵本より
ジュディス・カー(晴海耕平訳)『おちゃのじかんにきたとら』(童話館出版、1994年)
という絵本があります。
簡単にあらすじを書きますと・・・
ある日、ソフィーというちいさなおんなのこが、おかあさんとおちゃのじかんにしようとしていると、げんかんのベルがなりました。
ソフィーがドアをあけると、そこにいたのは・・・
おおきくて、毛むくじゃらの、しまもようのとらでした。
「おちゃのじかんに、ごいっしょさせていただけませんか?」と、とら。
そこで、テーブルについたとらは・・・
テーブルのうえのたべものをぜんぶたべつくすと、
いえじゅうのたべものも、のみものも(すいどうのじゃぐちのみずまで!)、ぜんぶたいらげて、かえってゆきました。
そのあと、ゆうごはんがなくなってしまったソフィーたちは・・・
・・・という、おはなしです。
愛すべきとら
家中の食べ物と飲み物をすっかり平らげてしまった、とら。
おかげで、おとうさんの夕ご飯は無くなってしまうし、
蛇口の水まで飲んでしまったので、シャワーにも入れなくなってしまいました。
けれども、なんとも憎めないとらちゃん。
とらは、いつも通りの食欲を発揮しただけですものね。
ソフィーととら、という、全く違う者同士の、心温まる交流が、魅力に感じました。
価値観の違いを許して、楽しむということ。
この絵本を読んで、思い出しました・・・
違う価値観との出会いで大事なのは、共感力。
共感力について、こちらにも書いてみました。
-
人の意見に傷つかない方法
先日、自分を知るには、他人に聞いてみるのも一つの手かも?と書きました。 他己分析というものですね。 けれども、人に相談するのは、怖いものです。 厳しい意見に傷つくかもしれない・・・ &n ...
続きを見る